PMI ~ M&Aの要諦

買い手の会社にとってみれば、M&Aを実行してからが本番です。
しかし多くの会社ではM&Aを実行するところまでで満足し、買収した後に適切な統合が出来ずに思うような効果が出せないケースが見られます。

この統合は経営そのものであり、それぞれの経営環境はひとつとして同じものはなく、そのため正解は1つというものでもありません。

しかし統合を成功させるための共通した原理原則はあります。
弊社ではM&A契約成立だけではなく、M&A契約後にも継続したご支援してきた長年のノウハウがありますので、PMIの分野におきましてもあなたのお役に立てます。

PMIはいつから始めるべきか

PMIはPost Merger Integrationの略ですので、M&A実行後に始めると思われている方も多いと思います。
確かに言葉としては間違いではありません。しかしM&A実行後に初めてPMIを開始しようとしても果たして上手くいくのでしょうか? 

弊社ではデューデリジェンスなどのM&Aの実行前段階においてPMIの準備を進めることを推奨しております。

理由は2つ。ひとつは、PMIを意識しながらDDや交渉を進めることによって買収後の課題をイメージしながら買収交渉を進めることが出来るのでM&Aが失敗する確率を下げることが可能になることです。もうひとつはスムーズな統合にかけることが出来る理想的な期間は3~6ヶ月と言われており、買収してから考えるのではスケジュールから考えても厳しくなるためです。

どのように進める?

異なる文化や環境を有する企業同士を統合するのは、一般的に複雑なプロセスです。しかし、このような状況においても特定の原理原則に従うことが重要です。たとえば、聞く能力が求められると同時に御用聞きになってはいけないというような高いバランス感覚が求められるコミュニケーションの取り方などが挙げられます。

ガイドライン

M&Aの本番は実行した後であり、その後の優劣によって成否に大きな影響を及ぼします。

この点、中小企業庁でも注目しガイドラインが公表されております。

PowerPoint プレゼンテーション (meti.go.jp)

実際のPMIではガイドラインにはまとめきれない原理原則が存在しており、状況に応じた寄り添ったアドバイスを心がけております。

PMIサービスに関しましては月額報酬をベースとした契約形態にて承っております。詳細はお気軽にお問い合わせください。

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